平成17年8月、当神社の貴重な写真を寄与していただきました。
何と今から約100年前の大正11年(西暦1922年)の写真です。
神社だけでなく、当時の人々も写っています。
阪神急行電鉄・西宝線(単線。現・阪急電鉄今津線)が大正10年春、神社東側ふもとを貫通し、若木が工事跡に植樹され間もない頃に撮影されたもの。
石階段が直線に社まで続いている。現在は踊り場から若干左折し、中央に移動した社殿に向かっている。
鳥居にかかっている額の文字”熊野神社”は金石文字です。現在は行書体。
鳥居部分の拡大写真。
現在の鳥居。
額は行書体。
石段が踊り場で少し左折しています。
現存の灯籠は大正時代の写真と同じもの。
写真右手奥、赤いラインは阪急電鉄今津線の高架の一部。
灯籠の裏側に年号・干支・月が刻まれております。
“享和三年・癸亥(みずのとい/きがい)・九月吉日”
ちなみに享和三年とは西暦1803年にあたります。
この時代の主な人物を挙げてみました。参考まで。
■江戸幕府・第十一代征夷大将軍 徳川家斉
■杉田玄白
■伊能忠敬
■松平定信
■十返舎一九
■間宮林蔵